FXと税金(サポート14)

FX初心者の方へ

こうちゃんです。

 

サポート13の続きです。

ここでは税金についてお話いたします。

 

FXで利益が出ると、確定申告をする必要があります。

これは自分で、申告しなければいけないので、忘れてしまったり

あえて申告しない人もいて、脱税行為としてよく摘発されています。

 

確定申告をご存知ない方もいますが、FXをされる方が増えてきた昨今は、

税務当局も厳しく申告漏れをチェックしているので、注意が必要です。

 

 

FXには「取引所取引」と「店頭取引」という2種類があって、

それぞれ課税方法が異なります。

 

「取引所取引」というのは「くりっく365」と呼ばれ、

投資家が「くりっく365」を扱っているFX会社を通じて、

直接取引所で売買する形態です。

 

「店頭取引」というのは、一般的なFX取引がこれにあたる訳ですが、

FX会社と投資家が取引する形態です。

 

実は店頭取引のFX会社は社内にディーリングルームを持っていて、

ユーザーからのオーダーをカバー先金融機関の提示レートにぶつけています。

 

簡単に言うと、投資家とFX会社が取引しているようなもので、

投資家は直接市場に参入している訳ではないとも言えます。

 

 

 

話を戻しますが、くりっく365は税金面では有利です。

というのも、他の所得とは別に課税される「分離課税」がされているからです。

 

このメリットは多額の利益、もしくは損が出た時です。

利益がどんなにたくさん出ても、税率は一律20%です。

 

損失が出た時は利益と損失を合算して申告しますが、

くりっく365は控除しきれない損失があれば、

翌年以降3年にわたって繰り越すことができます。

 

 

一方、店頭取引での利益は雑所得という所得区分に計上され、

他の所得と合算して所得税率がかけられるという、

いわゆる「総合課税」です。

 

その為、たくさん儲かったと思ったら、思わぬ高額の税金が発生する場合もあります。

所得税は累進税率ゆえ、利益が大きくなると税率も高くなるのです。

 

又、他の雑所得(オークション等の副収入)との合算はできますが、

損失が出ても控除や繰り越しはできません。

 

損が出ても恩恵は受けられずに、儲かったら課税されるという訳です。

 

ですが、くりっく365よりも手数料や通貨ペアの豊富さ等の自由度が高いので、

レバレッジ規制対策や税金対策として、法人を設立して、

法人名義でトレードされる方も増えています。

 

ちなみに僕もその内の一人です(^^)

 

 

それでは次回に続きます。