相場は戦場のような場所。

戦略、思考

こんばんは。

 

 

今日はこんなお話をしたいと思います。

 

あの東日本大震災です。

あなたはこの日、FXをされていましたでしょうか?

 

 

この日、一瞬にして急激な円高になり、

ポジションを持っていたたくさんの人が、

強制ロスカットされたそうです。

 

 

僕はこの時FXを始めたばかりの手探り状態だったので、

あまりよくわかっていなかったですし、損失を出すこともなかったですが、

なぜ日本が震災に見舞われたのに、急激な円高になったんだろうと

疑問に感じませんか?

 

 

生命保険会社が保険料の支払いの為に、

外貨を売って日本円を得たからという考えもありますが、

実際の所、投機筋が仕掛けたマネーゲームとも言われています。

 

 

その時、円高傾向は収まらず、結局ドル/円は、

76円という最高値を記録しました。

そして株価も1000円以上の暴落でした。

 

 

 

1円なんて、5分ほどであっという間に動いてしまう世界です。

 

僕は、後から気づきましたが、

自然災害でここまで相場が変動することを学びました。

 

 

当時僕は、自分の国がえらいことになっているという恐怖心から、

FXどころではなかったです。

 

 

それでも、相場は非情にも動き続けて、

チャンスとばかりに多くの人が群がってきます。

 

相場は自然災害によっても大きく変動して、

無関係な人たちは、それをあざ笑うかのように利益を出していきます。

 

 

指標発表等のスケジュールはある程度把握できますが、

自然災害はあまりにも突然で、待ってはくれません。

 

他にも、どこかでテロが起こる可能性だって十分にあり得ます。

 

 

そして人は、どんなに不謹慎な状況であっても、

お金の為ならトレードをし続けます。

 

 

そんな世界で戦っていることを、忘れないでください。

 

またどんな自然災害が起きようとも、

冷静さを失わずに対処する準備をしておいてください。

 

 

テロや自然災害だけではありません。

 

 

2015年1月15日に起こったことを覚えていますか?

 

 

スイスフラン/円が20分間で50円という

歴史の残る大変動を起こしました。

 

 

スイスは欧州国でありながら、

ユーロとは一線を引いている絶妙なバランスを保ってきた国です。

 

そんなスイスの中央銀行が外国通貨とも言えるユーロを、

これ以上買わない!と発表しました。

本当にザックリ言うとこんな感じです(^^;;

 

 

ここで詳細を書くと、めちゃくちゃ長くなってしまうので、割愛しますが、

勉強熱心なあなたは、あとで調べてみてください。

 

 

調べることに慣れるのも投資の勉強です。

 

 

このスイスフランの話を聞いてどう思いますか?

 

「自分はスイスフランでトレードすることないから大丈夫」

「実際自分が損失に合った訳でもないし、しばらくないだろう」

「もしポジションを持っていたら儲かったのに…惜しいことをした」

 

 

こんな風に考えますか?

 

もしそうだとしたら、これはものすごい恐ろしい考えです。

 

「明日は我が身」という言葉を心に刻み込んでください。

 

実際にスイスフランの動向はユーロにも関わってきます。

 

ユーロに関わるということは、米ドルにも関わってきて、

さらに日本円にも大きく関わってくることになります。

 

 

FXを行っている以上、自分に関係のないニュースなんて、

一つもないと思っててもいいくらいです。

 

 

昨日相場が急変しなかったのは、

たまたま世界に大きなニュースがなかっただけです。

 

そうやって頭に入れておいて、

常にリスクマネジメントしておくべきなんです。

 

それくらい地球規模の大きな市場を、

相手にしているということを忘れないでください。

 

 

明日、

あのトヨタが…、

アップルが…、

日本が破綻するかもしれない。

 

 

「そんなことある訳がないよ!」と笑われても、

そんなのは無視して、危機管理意識を持ってください。

 

 

逆に、熱く語って堂々と笑われてください。

 

僕も、FXについて語り始めると、

大好きな趣味を語るのと同じくらい止まらなくなります。笑

 

 

あのリーマンブラザーズが破綻した時も、

まさに笑われるような状況だったそうです。

 

「あのリーマンが破綻?間違いでしょ?」と、

本当にそんな感じだったみたいです。

 

 

でも、気づいた時にはもう破綻して、大変なことになっているんですよね?

 

 

しばらく平和が続くと、つい危機管理を怠ってしまいがちですが、

そんな時ほど警戒が必要です。

 

歴史は繰り返すので。

 

 

市場がパニックになると、この情報化社会では、

色んな噂が飛び交って、もっとややこしい状況になることもあります。

 

 

もっと言えば、今の時代、歴史上の出来事よりも、

さらに複雑になる可能性をもっているんです。

 

 

常に怯えている必要はありませんが、

今の時代、何があってもおかしくないことを頭に入れておきながら、

取引していった方が良いです。

 

 

それを踏まえて、歴史や経済を学ぶことは、ものすごい勉強になって、

後々自分の資産になることだって十分にあります。

決して、遠回りなんかじゃないんです。

 

 

日々のトレードで経験を積みながら、

今後大相場が来たら、新たな歴史の1ページを刻む証人になってください。

 

さらに過去からも学んで、

最強の投資家になってほしいと思います。

 

そして、その時は僕と一緒に語り合いましょう。

 

 

それでは本日も最後までご覧頂き、ありがとうございます。