こうちゃんです。
サポート10の続きです。
ここでは、かるく各通貨の解説をさせて頂きます。
・米ドル/円
世界の基軸通貨で、貿易の決済通貨としても使われて、
最も流通量が多いのが米ドルです。
世界の投資家がアメリカの動向に注目していますから、情報量が豊富で
相場の動きに影響を与える各種経済指標、統計も整備されています。
世界経済がリスク回避に流れれば円が買われて円高に、
リスクテイクの動きが強まったり、今後米国経済が上向いたり、
利上げに踏み切ったりすれば円安に流れます。
リーマンショック以降、アメリアの低金利政策によって、
ほとんどスワップポイントがつかないので、
中長期の売りポジションでも安心して持つことができます。
・ユーロ/円
世界で米ドルの次に流通しているのがユーロですが、
最近は結構値動きも激しく頻繁にチャンスが狙える通貨になっています。
ユーロは色んな問題を抱えていますから、
いつ波乱があってもおかしくないと思っております。
それでも比較的扱いやすい通貨だと思います。
・豪ドル/円
高金利通貨としてスワップポイント派に人気がありますが、
比較的動きが激しい部類に入りますので、
売りからでも十分利益を得ることが可能です。
中国との貿易量が多いので、中国経済の動向や中国の経済政策に強く影響を受けます。
リスク通貨とも言われていて
楽観ムードであれば買われて、リスク回避の動きが強まると売られる傾向があります。
あと資源国通貨でもありますから、商品市場の動きとも関連します。
商品市場が注目されれば買われて、商品市場が下落すれば同じように
下落する傾向があります。
ただオーストラリアは世界でも有数の資源国なので、
資源の裏付けがある国としての基盤は強いと思われます。
・NZドル/円
こちらも比較的金利が高くて、豪ドルほどは動きが大きくないので、
スワップポイントと為替差益の両方を狙うことができます。
先進国の中では小さい国ですが、政治経済ともに比較的安定しまず。
オーストラリアとの交易が盛んなので、
オーストラリアの経済状況に強く影響を受けます。
・ポンド/円
イギリスはEU経済の影響を受けやすいため、ポンドもユーロの動きに近いと
言われていますが、全く別物と考えたほうが良いかもしれません。
ユーロは比較的経済指標の結果に素直に反応しますが、
ポンドは材料が少ない時でも激しく動いて、読みにくい面があります。
それに、今年2016年7月にはEU離脱が決定して、今後どうなってくるか
不透明なことも多いです。
あと、ポンドは投機通貨と呼ばれるほど大きく動いて、
1日2円ほど動くこともよくあります。
そのため、効率的に稼げるという側面がある一方で、
逆にやられやすいという側面もあります。
短期トレーダーに人気の通貨です。
・スイスフラン/円
リスク回避の動きが強ければ買われ、リスクテイクの動きが強まれば
売られる傾向にあります。
永世中立国として安心感があるため、退避通貨としてだけではなく、
国際分散投資先の一つとしても根強い人気があります。
・南アフリカランド/円
南アフリカ共和国の通貨ですが、この通貨もスワップポイントが高いため、
外貨預金的に使われます。
一般的に、1枚あたりの証拠金額はほかの通貨ペアよりも少なくて済みますし、
値動きの幅も小さいのでスワップポイント派に人気です。
金、プラチナ、ダイヤモンドなどの鉱物資源が豊富で、経済発展も進んでいます。
今後の経済成長、国力増大が期待できる国です。
それでは次回に続きます→