レバレッジはMAXに設定する(サポート9)

FX初心者の方へ

こうちゃんです。

 

サポート8の続きです。

 

ここではレバレッジについてお伝えしていきます。

 

題名の通りですが、

レバレッジは最大でトレードします。

 

個人口座は25倍、法人口座だと100倍(FX会社により異なります)

尚、海外口座の場合は個人でも前回申しました通り888倍というのもあります。

 

「ハイリスクじゃないか?」と思われるかもしれませんが、

実際にはこれがリスクを下げることになります。

 

どうしてかというと、

レバレッジが高いと余力が大きくなるからなんです。

 

 

重要なので、数字を使って説明させて頂きます。

 

FXの口座に10万円を入金して、

ドル/円で1万ドル(1lot)の取引をしたとします。

 

その1枚(1lot)の取引に必要な証拠金は、

レバレッジ25倍の場合が4万円、レバレッジ100倍の場合が1万円とします。

 

そしてロスカットになるのは

損失が取引証拠金の100%を割り込んだ場合だとします。

 

 

レバレッジ25倍だと取引証拠金で4万円使われますから余力は、

10万−4万=6万円です。

 

つまり6万円分の損失まではロスカットされませんが、

損失が6万円を超えて、取引証拠金の4万円に差し掛かると、

自動的に強制ロスカットされます。

 

1万通貨単位の取引ですから、為替レートが1円動くと1万円の損益が発生します。

つまり耐えられる為替レートの動きは6円までです。

 

例えば、100円でドル/円を買ったら94円を下回るとロスカットされてしまいます。

 

 

これがレバレッジ100倍だと10万円−1万円で余力は9万円ありますから、

9円の円高、91円までは耐えられるということです。

 

 

つまり、レバレッジが高いほうが、損失に耐える余力が大きくなり、

一時的に含み損を抱えても相場が回復すれば、ロスカットされるどころか

利益を出すこともできるのです。

 

とはいってもここで最も重要なのは、

レバレッジよりも、ポジション管理なんですが…。

 

預け入れた金額に対して、

どのくらいの量のポジションで取引しているかを管理して

為替レートがいくらまでなら動いても大丈夫かを把握しておくことです。

 

 

例えば、資金を20万円入れていたとします。

レバレッジ5倍の場合、ドル/円の証拠金が1枚15万円として

損失が証拠金の100%に差し掛かると強制ロスカットされるとします。

 

ここで1枚(1lot)の取引をしたら、

20万円−15万円=5万円で口座に残った余力は5万円分です。

それ以上は取引できません。

 

そして、為替レートが5円までは動いても強制ロスカットされることはありません。

 

その一方、レバレッジ25倍なら1枚(1lot)あたりの取引に必要な証拠金は、

上記の5分の1。つまり3万円です。

 

理論上は6枚(6lot)までの取引ができることになります。

証拠金3万円×6枚=18万円なので。

 

仮に6枚(6lot)持ったとすると、

資金20万円−証拠金18万円=余力は2万円分です。

 

もしここで1円動けば、1万円×6枚=6万円の損失が発生しますので、

20万−6万=14万となって証拠金の18万円を割り込んでしまうので、

強制ロスカットされる訳です。

 

ですが、1枚(1lot)だけであれば3万円の証拠金でいいので、

余力は20万−3万円=17万円あることになります。

この場合、17円動いても大丈夫です。

 

 

わかりますか?

つまり、ハイレバレッジならたくさん取引できるからと調子にのって、

大量にポジションを持ってしまうと、為替が少し動くだけでとんでしまいます。

 

このように、レバレッジが問題なのではなく、

ポジション管理と資金管理ができていないことが問題なんです。

 

レバレッジの大きさとリスクの大きさは関係ないんです。

 

「レバレッジが高いのは危険」

「初心者はレバレッジを低くするべき」

 

というのは大きな誤解なんです。

 

ちなみにレバレッジの倍率とは、

損益の振れ幅の大きさではなく、取引に必要な証拠金額の大きさです

 

1枚(1lot)を売り買いすれば、レバレッジが1倍であろうと100倍であろうと、

1円動けば1万円の損益が発生するのはどちらも同じです。

 

 

同じ1万通貨単位売買するために必要な証拠金がレバレッジ1倍なら、

100万円用意しなければいけないですが、レバレッジ100倍から

1万円用意すればいい、というふうに変わるだけです。

 

ハイレバレッジはハイリスクというのは、

単なる思い込みにすぎないということです。

 

この点の勘違いをしている人はものすごい多く、

間違った記述がされている情報もよくありますので注意が必要です。

 

 

ちなみに強制ロスカットされた場合、実際にはゼロになる訳ではなく

通常は証拠金額が残ります。

 

レバレッジが高いということは、証拠金が安いということですから、

万が一、強制ロスカットされたら残るお金も少なくなり

再起に時間がかかることになります。

 

上記の例ではレバレッジ5倍で強制ロスカットされたら口座に15万円が残りますが、

レバレッジ25倍なら3万円しか残らないということです。

 

そういう意味では、レバレッジ規制のメリットは、

仮に強制ロスカットにあっても残る資金の額が大きくなりますから

再起しやすい点にあると言えるかもしれません。

 

 

それでは次回に続きます→