こうちゃんです。
サポート3の続きです。
ここではスワップポイントの説明をさせて頂きます。
FXの取引ではスワップポイントを受け取ることができます。
例えばドル/円を買うという行為は円を借りてドル預金をするというイメージです。
この場合、円の金利を支払って、ドルの金利を受け取ることになり、
その差額がスワップポイントです。
少し難しいですかね?
ようは、シンプルに金利と捉えて頂ければいいかと思います。
スワップ金利とかスワップと呼ばれることもあります。
スワップポイントはポジションを持ったまま日をまたいだ時に発生します。
これをロールオーバーと言います。
その日に取引を終える、デイトレードでは発生しません。
スワップポイントは保有している間、365日、毎日受け取れます。
土日で相場が休みの時は、その前後2日、3日分をまとめて受け取ることになります。
尚、スワップポイントは支払う場合もあります。
常に受け取れる訳ではありません。
通過ペアによって異なりますし、「買い」から入るか「売り」から入るかで
受け取れる場合もあれば、支払う場合もあります。
買いでも売りでも、スワップポイントを支払わなければいけない場合もあります。
この場合口座からマイナスされていきます。
受け取れる金額も通過ペアやFX業者によってまちまちです。
さらに各国の金融政策を反映するので、スワップポイントも毎日変動して、
高くなったり、低くなったりします。
例えば、下の表を見て下さい。
これは現在のスワップポイント一覧表になりますが、
豪ドル/円を見てみると、豪ドル/円を「買い」で持っている場合、
豪ドルの金利と円の金利差がスワップポイント、つまり収入です。
現在の表で見れば、
豪ドルを1枚(1lot)買えば、1日34円のスワップポイントがもらえます。
一ヶ月持ち続ければ1020円、1年で1万2240円になります。
反対に「売り」で持つと1日34円のスワップポイントを支払います。
毎日口座から34円ずつ減っていく訳です。
1年持ち続ければ口座から1万2240円減ることになります。
もし豪ドルを50枚買えば34円×50=1700円が1日の収入となって、
一ヶ月で5万1000円ですから、結構大きな収入になることがわかります。
このメリットを生かして、頻繁な売買はせず買ってほったらかしにしておく、
スワップポイント派という投資家もいらっしゃいます。
ただし、スワップポイントは日々変動しますし、
各国の政策金利によっても変わりますから、
必ずしもその計算された金額がずっと受け取れるというものではありません。
例えば東日本大震災が起こった翌週には金融市場が混乱して、
一時的に通常とは全く異なるスワップポイントになりました。
通常は買っているとスワップポイントを受け取れる通過が、
この時は多額の支払いが発生したんです。
今後、日本の政策金利が上昇すれば、
スワップポイントが減ってくるかもしれませんし、
あるいは海外の金利が引き上げられればもっと受け取れるようになるでしょう。
次回に続きます→